あかパンダブログ

福島県に住む23歳。ドクターマーチンの記事が人気。人生のブログ化を目標にライフスタイルブログを運営しています。

危険スコアに信用ポイント、ディストピアの足音が聞こえてきたって話。

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ディストピアとはユートピア(理想郷)の逆のこと。

日本語では暗黒郷や地獄郷とも訳されるらしい。

アニメPSYCHO-PASSの作中に出る社会はまさしくディストピアでした。

舞台はシビュラシステムと呼ばれるシステム(色々ネタバレになりそうなのでこんな表現で…!)が、人の精神をPSYCHO-PASSという数字に直し管理する社会。

そこで人は犯罪を起こすことなく処罰されます。

実際には罪を犯していなくとも、シビュラシステムによって犯罪を起こすことが予測された場合にはもう日常生活を送ることはできません。

これはまさしくディストピア…(大多数の人間はシビュラシステムによって得られる平和を享受しているようですが…)。

……まぁこれはアニメの話。

 

 

ですが、実際にそんな社会が身近に訪れようとしていたらいかがでしょう?

 

まずは2つの記事を紹介。

 

犯罪を予測するAI、イギリス警察がテスト中。あれ、この設定どっかで見た気が…

犯罪を予測するAI、イギリス警察がテスト中。あれ、この設定どっかで見た気が… | ギズモード・ジャパン

GIZMODO様より 2018年11月29日

 

簡単にいえば、イギリス警察が犯罪を起こす可能性を予測するAI(あれ?これPSYCHO-PASSで見た気がする!!)をテストしているという記事。

 

1400種の指標から、犯罪を犯す可能性がある人をフラグ立て。指標は、例えば、ある人物が過去に何回、どういう手を借りて犯罪を犯したか、彼らのネットワークには何人くらいいるのかなど。データベースにすでに登録されている人たちは、アルゴリズムによって、将来的に犯罪を犯す可能性=危険スコアがつけられます。

(上記リンクより引用)

 

あれあれ、これってヤバない??

危険スコアを出して何するんでしょうね?

出して終わり〜!なんてことはきっとないでしょうから…

あぁ、考えただけで恐ろしい…

 

 

ディストピアが2020年に北京で完成?「社会信用システム」が現実に

ディストピアが2020年に北京で完成?「社会信用システム」が現実に | ギズモード・ジャパン

GIZMODO様より 2018年11月29日

 

危険スコアの次は信用ポイント。

中国・北京市は、2020年までに市民や市内の企業に対し「信用ポイント」を付与する制度を導入すると発表しました。国営の新華社通信によって報じられ、法や社会規範に違反したと判断された市民はマークされ、旅行や特定のプログラムなどのサービスの利用が制限されます。またこのランキング制度によって、個人の公共サービスの利用、求職、起業に影響が出るそうです。

(上記リンクより引用)

 

スコアにより飛行機や高速鉄道への登場にも制限が出るのだそう。

そういえばアリババグループのアリ保険も信用をスコア化していたような…(詳しくは以下のページより)

2週間で1300万人が加入、「アリババ保険」は何がスゴい?(MONEY PLUS) - Yahoo!ニュース

人間の経済活動や精神活動のスコア化…あまりいい気はしませんね…

 

 

いかがだったでしょうか?

本来は目に見えないはずの人間の活動を数値化する。

個人的には諸刃の剣だと思います…

例えば「お前は犯罪を起こす可能性があるから監視する!」なんて言われたらどうでしょう?

そんな人には誰にも近づきませんよね。

社会的な信用も失いますし、犯罪を起こす可能性が認められた時点で、その宣告のせいで社会的に死ぬと思うんです。

でも人は公平な判断なんてできないから…AIによる判断が必要だとも思うんです。

人が人を信じられない時代だから、こういうシステムが必要なのはわかるんですがね…

少し悲しいことですね。